
江戸友禅染は糸目糊でくっきりと模様が表現され、色あいが単色で、粋でさっぱりとしたさわやかさ
が身上です。友禅染職人としての長い修行を積み重ねることによってのみ行われる「下絵」・「糸目
糊置き」・「友禅挿し」・「伏せ糊」・「地染」・「仕上金銀加工」などの全工程一貫作業で仕上げ
られる作品は、伝統的な文化の香り高き"豪華絢爛"たる衣装となります。又一方では、現代のニーズ
に応えて、友禅染技法を生かした右記制作品目の様な作品の創作も行っています。

手描友禅染/ロウケツ染/ダンマル染/蒔き糊染/無線友禅染/ボカシ染/型染


古く江戸の文化・文政期(1804〜1827年)より今日迄伝えられる、伝統的な「江戸手描き友禅染」
の技法により、きもの・浴衣・帯などの呉服制作を主としますが、現代のニーズに応える下記の様な
品目の制作も行います。
- ・アパレル素材(洋服地、スカート地 他)
- ・タペストリー、暖簾、間仕切り、屏風、カーテン、テーブルクロス
- ・友禅染による小物類
(ポーチ、バッグ、巾着、コースター、ランチョンマット、テーブルセンター、装飾用染額、
座ぶとんカバー、クッションカバー、ストール、マフラー)
- ・Gパン、Gジャンの描き絵加工
- ・靴の模様描き絵加工
- ・イベント用フラッグ(旗)、布看板
- ・Tシャツ、アロハシャツ
- ・友禅染による皮革の染加工(ベルト、バッグ、アクセサリー類、靴の模様描き加工)


- 1940年 秋田県秋田市に生まれる。
- 1958年 友禅染の修行のため、師小倉玉鳳先生に入門。
- 1967年 独立。友禅工房を開く。
- 1977年 誠和「友禅染料」講師となる。
- 1990年 友禅染の作品に、より一層の深味と味わいを出す為に考え出された独自の
「掛け染め」の技法の研究を始める。
- 1992年 新宿区教育委員会より、区主催の「友禅染入門講座」の講師を委嘱される。
- 1994年 新宿区主催の入門講座を、研究会「友禅藤の会」として発足。
- 1995〜1997年 ギャラリー巴堂(新宿)にて個展開催。
- 2003年 新宿区「マイスター」に登録。
過去に制作した作品を展示しています。
